引っ越し先の水道水が気になったら浄水器を取り付けよう
進学や就職などで新たな土地に引っ越すと、いろんな違いに戸惑うこともあります。
生活に欠かせない「水」もそのひとつで、引っ越し先の水道水に違和感を覚えることもあるでしょう。
中にはペットボトルの水を買ったり、ウォーターサーバーを設置する人もいますが、毎回買うのは大変ですしお金もかかりますよね。
そんな時は、蛇口に取り付けるだけの浄水器がおすすめです。
都会の水は本当にマズいのか?
まず、今まで住んでいた地域外の物件に引っ越すと、水がマズいと感じることがあるかもしれません。
それはおそらく塩素消毒が原因で、人によっては臭いが気になる場合もあるでしょう。
ちなみに私は名水100選にも選ばれた地域で生まれ育ったため、蛇口をひねれば美味しい水が出るのが当たり前でした。
もちろん洗濯やお風呂・トイレといった生活用水にも使っており、これが普通だと思っていました。
しかしそれが当たり前じゃないと気付いたのは子供の頃、都会に住む従妹の家に遊びに行った時。
喉が渇いたのでその家の蛇口から出した水を飲んだのですが、それがめちゃくちゃ苦くてマズかったんです。。
今でもはっきり覚えているほどあれはショックだったなあ。
今は水質改善が進んでいる所が多い
ただこれは私がまだ小さかった頃の話で、時代が進むにつれ技術革新も進んでいます。
私が大学進学で田舎から京都に引っ越したときは、水道水でも普通に飲めました。
消毒済みでも特に気になることはなく、その水で炊飯や調理もしていましたね。
もちろん地域によっての違いはありますが、昔ほどマズいというイメージは払しょくされている場合が多いと思います。
水質の違いはシャンプーでわかる!?
また、飲んだだけではわからなくても水質の違いはあります。
特に私が違いを感じるのはシャンプーをした時で、同じシャンプーを使ってもその地域によって髪を乾かした後の仕上がりがまるで違うんです。
たとえば、温泉に行ってそこに置いてあったシャンプーを使ったらとても良かったので、売店で買って家で使ってみたら何か違うと思ったことがあったら…
それは水質の違いによるものかもしれませんね。
市販の浄水器はとっても経済的
しかしいくら浄水技術が上がっても、やはり水道水は直接飲みたくないという人もいると思います。
とはいえ、ウォーターサーバーの設置はコストがかかりますし…
毎回ペットボトルの水を買うのは重くてゴミの始末も大変ですよね。。
そんな時は、蛇口に取り付けるタイプの浄水器が手軽で経済的です。
意外と優秀な市販の浄水器
たとえば私はキッチンの蛇口にトレビーノという浄水器をつけています。
▲右のレバーで浄水・原水・原水シャワーに切り替え可能
いま使っているのはカートリッジ式で、汚れが目立ってきたら左側のカートリッジを交換するタイプです。
その他、ロカシャワーも使っていました。
▲手前のレバーで浄水と原水シャワーに切り替え可能
こちらは一定期間が過ぎたら本体ごと取り替えるタイプで、どちらもしっかりと塩素除去できていました。
もちろん浄水器はこれ以外にもありますが、手軽に浄水したい時はこういった蛇口取り付けタイプがおすすめです。
100均の浄水器でも大丈夫?
ところで100円ショップで売っている浄水器が気になる方もいるかもしれません。
わずか100円という価格は魅力的ですが、効果はやはり限定的です。
▲ダイソーの浄水蛇口
ちなみに私も使ってみたことがあるのですが、塩素除去まではできていませんでした。
ただし、単にゴミを除去するだけなら非常に経済的かもしれませんね。
100円商品に過度な期待をしてはいけない。
ついでに浴室シャワーも浄水にしよう
あと、浄水器はキッチンのみという方も多いのですが、できれば浴室にも取り付けたいところです。
特に塩素を含んだ水道水で身体や髪を洗って肌がピリピリする・髪がバサバサするという人は、浄水シャワーの使用がおすすめです。
ちなみに私も最近になってようやくシャワーヘッドを浄水タイプに交換しました。
たとえば今使っている浄水切替えシャワーは原水と浄水の切り替えが可能で、掃除の時は原水にすればカートリッジの節約になります。
▲根元のレバーで浄水と原水に切り替え可能
また最近のシャワーヘッドには節水効果を謳うものが多く、水道代・ガス代の節約にもなるので数カ月でシャワーヘッドの元は取れますよ☆彡
元々ついているシャワーヘッドの大半は簡単に取り外せるので、ついでにシャワーヘッドも交換してみてはいかがでしょうか。
古い物件は貯水槽・水道管に注意!
なお、一昔前のマンションには屋上に貯水槽が設置されていることがあります。
つまり、貯水槽に水をためて各部屋に給水する方式で、私の住む古いマンションでも年に数回、貯水槽の洗浄作業が行われます。
最近は貯水槽を介さずに給水する物件も増えているようですが、貯水槽方式で気になるのが衛生面。
また、築年数が古い物件は水道管も経年劣化しています。
よほどのことがない限り水道管の交換はされないため、水道からサビなどが出る原因にもなりえます。
よって、古めの物件に住むときも浄水器を取り付けた方がより安心かもしれません。
悪質な浄水器の訪問販売にも注意!
そして気を付けたいのが、高額な浄水器の購入を迫る悪質な訪問販売です。
実は私の家にも昔、その手の訪問販売が来たことがあり、それっぽい水質検査をされて「この水は危険ですよ」と言われたことがあります。
幸いその時は断って帰ってもらったのですが、後から浄水器の訪問販売詐欺が流行っていることを聞いてゾッとしました。
てっきり水道局の人だと思っていたら、ただの訪問販売だったというわけですね。
このように、たとえ首から社員証みたいなのをぶら下げていてもすぐに信用せず、不審な訪問者は簡単に家に入れないように気を付けましょう!
まとめ
新たな土地で暮らし始めると、これまでとの水の違いに戸惑うことがあります。
水道水はそのまま使用しても安全ですが、どうしても気になる時は蛇口に市販の浄水器を取り付けるのもおすすめです。
また、水道水に無知な人の不安を煽って高額な浄水器の購入を迫る、悪質な訪問販売にはお気を付けくださいね。